例えば、学生時代に、自分では意識しておらず、ある特定の人を目で追ってみたり、話をしたらドキドキしてみたり、同じ班になれたら嬉しくて、なれなければちょっと残念に思ったり、ぼけーっとその人のことを考えてみたり…
そんなある日、
友人「お前ってさ~ホントに○○好きだよね~」
自分「え…?俺が?何それ」
友人「いや、だって、いつもあいつのこと…」
自分「いやいや!そんなことないでしょ!そんなことは…」
友人「見てたら分かるよ。絶対好きだよ。それを『好き』って言うんだよ。『恋』って言うんだよ」
自分「…ん~。そうだったのか。これが『好き』なのか、『恋』なのか」
…こんな甘酸っぱい経験あるとかないとか(笑)
心の中にある言葉にしきれない何かモヤモヤしたもの。
それを周りから見ることで、「好き」や「恋」という言葉に言語化されたわけです。
これは、病気や体調不良でも同じことが言えると思います。
どうにも体調が悪く、どう言葉にしていいか分からないことってありますよね?
でも、どうにか自分なりに言語化します。
それを聞いて、我々で言えば、漢方の視点であらためて言語化し直して、病気や体調不良の原因を考えます。
原因が分かれば、それを取り除いてあげたり、補ってあげたり、行(めぐ)らせてあげることで改善が見られるのです。
ご相談に来ていただいた際は、どんな表現でもかまいません。
自分なりにどういう状態なのかを説明していただければ、こちらもそれをつかみ取ります。