その他 · 04日 2月 2020

コロナウイルスに群がる情報の真偽

漂白剤は新型コロナウイルスの”特効薬”ではない

ネットというのは、便利ですね。

ワタクシも結構…というか、ずっと使っています(^_^;)

しかし、ホントもウソもない交ぜになり、情報が氾濫しています。

そして、自分に都合のいいことを”真実”として信じる…人間の性でしょうか。

医療者も悪いのですが、今回のような感染症が広まると、まだ詳しい情報もないうちに、「〇〇がこの感染症によい」という言葉を数え切れないほど目にします。

商売として、一刻も早く発信して売りたい気持ちは分かりますが、医療者であれば、もう少ししっかり情報を得て発信して欲しいものです。

この記事でも、

「香港の英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、燻製ビネガーに漢方の「板藍根」を混ぜたものの服用が新型コロナウイルスによる肺炎治療に効果がある、とする流言について、中国国家衛生健康委員会が否定した、と報じている。」

と書かれています。

これは、「板藍根がコロナウイルスには効かない」と言っているのではないです。

効くか効かないか、まだ分からないのでしょう。

なので、「否定した」という表現なのだと思います。

効果のほどは、これから分かるかもしれません。安易な情報に踊らされないようにしたいものです。