冷える。
いろんな場面であります。
冬場に外にいて冷える。
公民館の会議室で…会社で…風呂上がりで…アイスの食べ過ぎで…。
冷えるとどんな症状があるか。
単純に、カゼを引くこともあります。
手足が冷えることもあります。
お腹が痛くなることもあります。
下痢をすることもあります。
頭痛、便秘、胃のムカつき、関節の痛み、浮腫…
女性は生理に影響することもあったり…これまたいろいろあります。
漢方では、「冷え」には大きく2種類あります。
一つは、身体に冷えの邪気(風寒邪)が入ってきた場合。
代表的にはカゼですね。
そして、身体の中で、温める力が弱ってしまった場合。
前者は入ってきた冷えを追い出す必要があります。
後者であれば、温める力を補ってあげる必要があります。
単純に温かいモノを飲食すれば改善することも。
とはいえ、それは一時的で、根本的に温める力が足りないとまた元通り。。
すると、どうすればいいか。
例えば、今より筋肉を付けると改善する人もいます。
運動した後の筋肉は熱を持っていますよね。
運動した後が目立つだけで、日常的に活動していれば筋肉は熱を持っています。
寒いと震えるのは、無意識に筋肉を動かしているからとも言えます。
つまり、しっかり食事をして、そのエネルギーが筋肉で熱に変われば、冷えは取れてくる…というわけです。
漢方では、胃腸を温めて改善する、気血の流れを良くして改善する…などの薬を使います。
このように、同じ「冷える」でも、治療法が変わるわけです。
当然ですが、二つが混在していることもあります。
そこは、体調を細かく精査することで見極めていかねばなりません。
たかが冷え、されど冷え…。