寒い日が続きます。
寒いのが苦手なので個人的には春が…いえ、夏が待ち遠しい日々です。
さて、こんな日が続くと冷えることが意識されます。
いっとき寒いだけであれば、それほど問題ではありません。
お風呂に入って、お鍋を食べて、日本酒でも飲んだら温まるんだよ…なんてことであれば、それでいいと思います。
しかし、なかなかそうはいかない場合もあるでしょう。
お風呂に入っても手足が寒い、足腰が冷えるなどなど。
冷えというと、このように外気が寒いというだけが原因かと思いがちですが、身体の側にも原因があることがあり、それが外気の冷えと相まって、症状として現れることもあります。
例えば、ストレスや不規則な生活、過度なダイエット、加齢などにより誘発されます。
また、身体で一番熱を産生するのは筋肉ですので、筋肉の量が低下すると、熱産生工場が減るわけですから、なかなか温まりません。
身体に冷えがあるとどうなるか…血行が悪くなり、関節痛がひどくなる。
胃腸の活動が悪くなり、食欲不振になる。全身に気血(エネルギー)が行き届かず、疲れやすくなる。
生理痛がひどくなる。浮腫む。などなどいろいろと現れることが考えられます。
では、どうしたらいいのか。
ストレスを溜め込まないように、要所要所で発散しましょう。
規則正しい生活を送り、過度な減量ダイエットや辞めましょう。
食生活では、ショウガなど身体を温める食材やお鍋など温まる料理を摂りましょう。
適度な運動により、熱生産工場である筋肉量を維持しましょう。
そして、当然ながら、外からも身体を冷やさないことが大切です。
風呂上がりは冷える前に寝間着と靴下にしっかりと着替えて、髪も乾かしましょう。
このような日常生活の見直し一つ一つが、冷えを改善するステップになります。
漢方薬は、このような養生とともに服用していただき、冷えを改善していくことができます。